田楽とは田んぼの神を崇めるための祭りです。農夫の苦労を慰め、豊作を祈願する宗教的儀式から始まったもので、東金砂神社では、72年に一度の大例祭、および毎年旧暦正月3日の嵐除祭において行われています。舞台構成は、天から降りてきた瓊々岐尊を猿田彦(鼻の高いりりしい男子の白面)が出迎える様子を表した「四方固め」、白色の羽毛を付け、笑いの面を被った大国主命が鈴を鳴らしながら、粗暴な神(獅子の面)たちを鎮め、思いのままに舞うことで、武力を用いず人徳をもって国を統治する様子を表現した「獅子舞」、前段の粗暴な神を平定した後、その心を慰める「御子舞」、赤鬼、青鬼、黒鬼がそれぞれの顔と同じ色の装束を身に付けるとともに、赤鬼は松明、黒鬼は斧、青鬼は金棒を持って荒々しく踊る「三鬼舞」の4つです。西金砂神社の田楽舞とは多少内容が異なっています。国選択、および県指定無形文化財。
水府地区 |
常陸太田市天下野町9740(東金砂神社) |
0294-72-3201(郷土資料館) |