観光情報
なす
なすは、花が咲いた後、実が大きくなる時期の陽当たりで品質が決まってしまうので、晴天の多い夏から秋に育ったものが一番美味しいといわれます。
本市における夏秋なす(7~11月)の作付面積は25ha、収穫量542tとなっています(茨城農林水産統計年報〈H18〉)。なかでも「奥久慈なす」は平成11年に県の広域銘柄推進産地の指定を受け、4市1町(常陸太田市・ひたちなか市・那珂市・常陸大宮市、大子町)の広い地域で生産されています。
JA茨城みずほのなす部会では、「千両2号」という品種を栽培。今年は1.8haを作付け、京浜市場に向けて100tの出荷を計画しています。部会員32人全員がエコファーマー※認定を取得し、減農薬に努めるとともに、環境にやさしい農業に取り組んでいます。奥久慈なすは、京浜市場で高い評価を得ており、産地として今後さらに安全・安心、品質の向上に取り組んでいます。
京浜市場に向けて出荷されている「奥久慈なす」の名を冠するなすは地元には流通していませんが、7月から11月にかけて、なすの産地として最適な土地柄で育った美味しい「常陸太田産のなす」が直売所などで販売され、飲食店などでも料理や漬物(加工品)など幅広く利用されます。
生産者の声
深沢一夫さんと典子さん夫妻
(西染町)
(西染町)
JA茨城みずほ・なす部会長の深沢一夫さんは、10年前から「奥久慈なす」を作っています。「堆肥を入れて土づくりをしたり、支柱をV字型にして太陽の光をたっぷり浴びて育つよう工夫しています。消費者に美味しいと言ってもらえると、手間がかかった苦労も吹き飛びます。常陸太田産の奥久慈なすに、もっと親しみを感じてもらえたら嬉しいですね」と一夫さん。典子さんも、「癖のないなすの食感は、他の食材とも合わせやすく、煮てよし、焼いてよし、漬けてよしの万能野菜です。食物繊維も豊富で、がんや高血圧の予防、夏バテ対策にも有効です」と話しています。
※エコファーマー:『土づくり・減化学肥料・減化学農薬』の3つの技術に一体的に取り組み、県の認定を受けた農業者の愛称です。
この内容は広報ひたちおおた7月号(平成20年7月10日発行)に掲載されたものです。
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