太田城は、別名舞鶴城とも呼ばれ、約470年間にわたって佐竹氏が居城となっていました。佐竹氏三代隆義が入城する日に、鶴が城の上空を舞いながら飛んでいたことから「舞鶴城」と呼ばれるようになりました。築造年代は定かではありませんが、藤原秀郷の子孫である通延により、平安末期に太田大夫と称して築城されたといわれています。その後、佐竹氏の秋田に移封されたのに伴い廃城となりました。城域は内堀町から栄町までの広範囲にわたり、本郭は現在の太田小学校付近であったとされています。なお、若宮八幡宮の境内には、「太田故城碑」が建っており、当時の名残を留めています。
常陸太田地区 |
常陸太田市中城町151外 |
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