「水戸黄門」で知られる、水戸藩二代目藩主・徳川光圀公が藩主の座を退いた後、元禄4(1691)年から元禄13(1700)年に没するまでの晩年を過ごした隠居所。光圀公はここで『大日本史』の編さんの監修に当たりました。入口には光圀が紀州から取り寄せ、移植した熊野杉が天を覆っています。建物は茅葺き平屋建て、内部は粗壁のままで、どの部屋にも装飾はなく、書斎も丸窓だけの三畳間と質素な佇まいです。なお、現在の建物は、文政2(1819)年に再建されたものです。春の梅、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、季節ごとに異なった表情が楽しめる、美しい情景は必見です。常陸太田市を代表する歴史的観光スポットのひとつです。
また,茨城県内で国指定の「名勝」に指定されたのは,平成26年に大子町の「袋田の滝及び生瀬滝」が指定されて以来,4件目の登録です。「史跡及び名勝」としては,常磐公園(水戸市)が大正11年に指定されて以来,なんと94年ぶりの指定になります。
常陸太田地区 |
常陸太田市新宿町590 |
0294-72-1538(西山御殿事務所) |
9:00〜16:00(入荘は閉荘の30分前まで) |
年中無休 ※ただし悪天候の場合臨時休業になる場合がありますので西山御殿までお問い合わせください。 |
大人:1,500円、1,400円(団体) ※団体は30名以上となります。 |