水戸徳川家九代藩主・徳川斉昭公が領内を巡視し選定された「水戸八景」の一つ。藩士の文武を奨励した斉昭公は、八景めぐりを通じて、藩士たちの心身の鍛練を図ったとされてます。かつて、この碑がある高台付近からは、阿武隈連山を背景とした素晴らしい眺めや「真弓千石」と呼ばれる水田地帯、雁が刈田に降りる様子などを望むことができました。その情景を斉昭公が「さして行く 越路の雁の 越えかねて 太田の面に しばしやすらふ」と詠んだことから太田落雁と命名されたといわれています。
また、碑に記された文字も公の筆跡と伝えられています。
常陸太田地区 |
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