久慈川水系山田川の支流・竜神川をせき止めて作られた「竜神ダム」は、まさしく「竜神峡の入口」とも言える水門です。
昭和30年代から40年代にかけて、山田川流域において連続して洪水が発生したことを受けて建設されたダムで、完成により洪水の最大流量が低減され、山田川下流沿川の浸水が防止されました。
また、かつて山田川流域にあたる常陸太田市や日立市付近では、宅地や工業開発の進行に伴う給水人口の増加を背景に、昭和30年代以降たびたび渇水に見舞われてきましたが、同じく竜神ダムの完成によって安定した水の供給が可能になりました。このように、治水と利水の双方で市民の暮らしに貢献している竜神ダムですが、現在ではダム湖の真上に架かる竜神大吊橋や周辺に広がるハイキングコースといった周辺施設の整備が進められ、茨城県内でも指折りの観光スポットとなっています。
水府地区 |
常陸太田市天下野町2133-6 |
0294-72-8071(観光振興課) |
【常磐自動車道】 那珂ICから国道349号〜県道33号経由車で約40分 日立南太田ICから国道293号経由約車で40分 【JR水郡線】 JR常陸太田駅からバスで約40分 |
10台 |