標高654mの男体山は、別名「鼻かけ山」とも呼ばれる、奇抜な形状をした岩山が並ぶハイキングの名所。
竜神峡、安寺、持方、そして男体山を結ぶ一帯は、奥久慈県立公園に当たり、春秋には多くのハイカーで賑わいを見せます。山頂からは、東南から東北にかけて高鈴・堅破(山)・花園の諸峰、北に八溝山、南に西金砂の大森林など、雄大な眺望が広がります。
その絶景を、明治、大正の文学者・大町桂月は「奥久慈の 男体山を 仰ぎ見て 絵を学ばんと 思ひけるかな」と詠んで称えています。山頂北側にはブナ、イヌブナ、ミズナラなどの大木からなる林が見られ、植物観察の宝庫であります。
山頂近くにはニッコウキスゲも開花します。
水府地区 |
常陸太田市上高倉町 |
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